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予防歯科

© Tsukuba Dental Clinic

Medical 予防歯科とは

予防歯科とは、虫歯になってから治療するのではなく「痛くなる前に・悪くなる前に予防する」という考え方です。そのためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケアの両方が大切です。

セルフケアだけでは、歯垢や歯石を完全に取り除くことができません。どんなに歯磨きが上手な方でも10~20%の磨き残しがあると言われています。歯科医院で、定期的にクリーニングや口腔内診査などの検診を受け、虫歯や歯周病にならない健康な歯を維持していきましょう。

予防歯科で大切なことは3つです。

  • 1.フッ素を口内に残す
  • 2.歯垢・歯垢を残さず落とす
  • 3.細菌を増やさない
1.フッ素を口内に
残す
自宅でできるセルフケア
    ・フッ素配合歯磨き剤を使う ・すすぎ過ぎない
プロフェッショナルケア
  • ・フッ素塗布…高濃度のフッ素を塗布して虫歯を予防します。
2.歯垢を残さず
落とす
自宅でできるセルフケア
  • ・歯ブラシや歯間ブラシで歯の一本一本を丁寧に磨く
  • ・デンタルフロスを使って隙間の歯垢を取り除く
プロフェッショナルケア
  • ・スケーリング…スケーラーという器具で歯石を取り除きます。
  • ・PMTC…セルフケアでは落としきれていない歯垢を専用機器で落とします。
  • ・歯みがき指導…歯みがきに自信がある人でも、意外に磨けていないことが多いです。ひとりひとりのお口に合った歯みがきの仕方をお教えします。
3.細菌を増やさない
自宅でできるセルフケア
  • ・デンタルリンス(うがい薬)などの殺菌剤で口内の隅々まで洗浄する。
プロフェッショナルケア
  • ・口腔内診査…歯や歯茎の状態をチェックします。
  • ・シーラント…歯垢が残りやすい歯の隙間などを、あらかじめ樹脂などでふさいで虫歯を予防します。

Q&A よくあるご質問

予防歯科ってなに?
予防歯科とは、虫歯や歯周病になってからの治療するのではなく、なる前に予防することを目的とした治療のことです。歯科医院などでの「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で成り立っています。歯科医院での定期的な検診を受けて、疾病予防に必要な歯ブラシの仕方を習い、自身で健康を維持できるようになるためのプログラムです。
どのくらいの時間磨けばいいの?
歯磨きの時間は短すぎても長すぎても悪いことが起こります。また、歯磨きの最適な時間は歯磨きの上手さに係わってきますので一概に何分とは断定できませんが、一般的には5~10分程度でしょうか。短すぎると、歯垢(プラーク)が歯に残ったままになり、それが何日も続けば虫歯や歯周病になってきます。また、長すぎると歯が必要以上に力を加えられて削れてきたり、歯ぐきが剥げてきてしまいます。
歯ブラシと歯磨き粉はなにを使えばいいの?
ドラックストアや通販サイトにはたくさんの歯磨き粉が売られていて、どれを買えばよいのか分からない方が多いかもしれません。ホワイトニングや歯周病予防、知覚過敏など、ご自身の気になっているや目的に合わせて探すのが一般的ですが、それでも探すのが難しい場合は、歯科医院で相談してみるといいでしょう。歯科医院でしか売られていない歯磨き粉も多くありますし、配合されている薬の濃度も商品によってことなりますので、歯科医に選んでもらうのも良い方法だと思います。ご自分で探す際のポイントを挙げてみます。
  • フッ素の濃度
    虫歯予防のための効果が唯一実証されているのはフッ素であり配合濃度は高い方が有効です。濃度が950ppm以上のものがおすすめです。
  • 低研磨性のものを選ぶ
    研磨剤が入った歯磨き粉は研磨作用でエナメル質が削れてしまったり、歯ぐきが傷ついてしまう可能性があります。歯の健康には低研磨性のものがおススメです。研磨剤不使用の商品もあります。
  • 低発泡性
    歯磨き粉には泡立ちを良くして爽快感を得られるよう発泡剤やミントなどの清涼剤が入っているものが多く、歯磨きをすると多量の泡が出ます。泡がたくさん出るときれいになったような気がします。発泡剤のおかげでお口の中のすみずみまで歯磨き粉が行き渡りやすいのですが、歯磨きの効率には大きな効果はありません。発泡剤の種類によっては唾液の分泌を抑えてしまうものもあり、口が乾きやすい方には、特に発泡剤が入ってない歯磨き粉があっているでしょう。
定期健診は必要ですか?
定期検診はお口の健康を維持するため、虫歯や歯周病、その他のお口の中の異常を早期に発見するために欠かすことはできません。お口の中の異常は初期の病変では無症状のものが多いです。ご自身では何の痛みもなく快適に生活しているときに、すでに病気にかかっていることが多いのです。症状がでたときに病院にかかっても手遅れなことが多く、なんとか治ったとしても後遺症が残ったり、治った後の寿命が短くなることが非常に多いのが現状です。そういった初期の異常はご自身ではなかなか発見できませんから、専門家になんともないうちからたまに(年2~3回程度)診てもらったほうが良いのです。
子どもや妊婦、高齢者でもキシリトールを摂取しても問題ないですか?
キシリトールはどなたが摂取されても有害なことは起こりません。しかし過剰に摂取すると、副作用としてお腹がゆるくなることが報告されています。特に小さなお子さんに食べさせるときは注意してください。
歯の掃除、歯石取りの回数、所要時間はどれくらいですか?
通常の定期検診に含まれるクリーニングであれば、45~60分くらいです。歯石、着色が付きやすい方、何年もクリーニングされてない方は回数を分けてクリーニングすることもありますので、多くて3回程度でしょう。
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